「命の授業」の腰塚勇人です
先日、講演会から帰ってくると息子が「パパ見て～」って
口を大きく空けるんです
最初に目に入ったのはノドチンコで
少し焦点を遠くにするとなんと前の下の歯が１本なくなっていました
彼の中では乳歯が抜けることは初体験であり
毎日のように鏡を見てニーをして
手で触ってグラグラ感を確かめていました
私にも覚えがあります
気になって抜きたいのですが
無理に抜こうとすると歯の根っこみたいなものが
引っ張られている感じがして痛さと怖さから抜けませんでした
忘れたころに食事中などにポロリと・・・
すると今度はその抜けた穴が気になり舌で触ったり
下から生え始めてきた永久歯を舌で確かめたり
どこかで生命の不思議さを感じる場面でもありました
また、幼稚園に入り学年が上がるごとに
「おにいさん」という言葉は良く聞く中で
彼が初めて「大人」の歯という言葉を聞いて
抜けたところから生え始めてきた永久歯を確認し
ある意味どこかで「大人」を実感し始めた時でもありました
自分から「僕、ちょっと大人になったんだよ～」と言いながら
私に抜けたところからちょっと顔を出し始めた永久歯を
嬉しそうに私に見せ、見せ終えると今度はお決まりの御鏡タイム
すぐに自分の息で鏡が真っ白になってしまうのにもかかわらず
楽しそうにずーっと見ています
命が与えてくれた「成長のメッセージ」を彼なりに感じています
また、抜けた乳歯に対してありがとうを言っている姿にも
親バカですが「やるじゃん、家の子」
今、彼の中ではその乳歯を宝物としてとっておくか
それとも屋根に投げるか悩んでいるようです
身体が教えてくれる「命の授業」子どもには
とっても神秘的でたくさんの感動や発見がありとても楽しそうです
乳歯が永久歯に代わるなんて
今、大人である私たちにとってみれば当たり前のことですが
たくさんの身体からのメッセージや経験からの学びや感動を
当たり前で終わらせることなく
一緒に分かち合い喜べていけたらな～って思いました
子育てってこれだけでいいのかも？！って思った時でもありました
