恩おくり 5 ~夢を与えてくれた人~
「命の授業」の腰塚勇人です
私が今の仕事に就いたきっかけ
それは高校3年生の10月
高校生活はバスケット漬けの毎日
1年365日のうち340日はバスケットをしていた
そこまでどうして?
どうしてもインターハイに行きたい夢があったから
その夢を与えてくれたのが、1年生の時の3年生だった
創部以来初のインターハイ出場を果たし
応援しながら興奮と感動を先輩からもらった
その中で一番のギフトは俺たちも目指すは全国・・・
まさにスラムダンクそのものであった
(漫画は私たちの数年後だか、舞台は私の住んでいる神奈川湘南)
そんな私は全国を夢に持ちながら、将来の夢も持っていた
それは「建築技師になり自分の家を建てる」こと
父・母が小学1年生で家を買い、そこから「カギっ子」の生活が始まった
母が働き出し寂しさからの夢であった
そして理系が得意な少年であった
年間340日の練習のかいと強烈な夢の実現願望により
めでたくインターハイ出場(2回戦で青春の夏は終わったが)
その後、後輩の指導と言いながら、実は燃え尽きていたような気がする
でも頭の中では建築技師の夢が沸々と・・・
それと同時に抵抗し逃げたい自分がいた
取り組む前から全く自信がなかった
なぜなら勉強では劣等感の塊になっていたから
思いっきり自信を失っていた
悩み続け、時間ばかり過ぎ焦る毎日
浪人ができる経済的余裕は家にはない・・・
今思うと自分一人の
勝手な決めつけだと笑えるが、あの時は真剣に悩んでいた
苦肉の策
信頼していた女バス顧問の先生に相談
今の状況
心のうちや夢を話し、その後先生からの一言
「あんた先生向いてるよ!!」
「それも体育」
「学校好きでしょう」
「それにバスケットていう心の勲章があるじゃない」
「何落ち込んでるの!!」
そして最後の決め台詞は
「一緒の職場で働けたら先生嬉しいな・・・」であった
小学1年生から高3まで持ち続けた夢が一瞬にしてシフトした瞬間であった
自分の気持ちを素直に話せ、すべてを聞いてくれる人の存在こそ
実は自信の始まりであると実感した
自分の強みや天才性に焦点を当て未来を創造することを教えてもらった時だった
「どこの大学でようが教員はなってからの実力勝負よ!!」
この言葉にも惹かれた
今恩師から受けた優しさや生きるための視点や勇気
そしてプロとしての自覚を胸に
生徒や同僚に囲まれている自分がいることに幸せを感じています
出会いは出愛い
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