恩おくり 3 ~ まさかの指名 ~
「命の授業」の腰塚勇人です
新採用から3年目が終わりお迎えようとしている3月中旬の出来事です
ようやく学級経営も3年目にして80点は付けられるかな~・・・
と学年末を前に新採用からの3年間を振り返り始めていた時
学年主任と生徒指導担当から内々で呼ばれました
来年の1年生から学年の学級委員たちをまとめてくれない?
それは学校規模でいったら生徒会活動の学年版
自分の中では体育だし「このままいけば生徒指導担当だろうな~」と
勝手に思い込んでいる中での話でした
なぜ俺に学年のリーダーとなる子たちを・・・
質問をダイレクトにしました
主任からの答えは
「夢を語れるからよ」
「そして後ろ姿で教えられるから・・・」
他にもいろいろ言われた気がしますが
この二つ言葉は私にとって忘れることのできない最高の承認でした
そしてその時もう一つ気づいたことがあります
この抜擢を受けたら責任を生きる覚悟をしながらも
困ったらこの二人に素直に助を求めればいいと
プレッシャーと期待から興奮する自分と安堵感のある自分がいました
それからの3年間は自分のクラス・授業・仕事・部活をやりながら
学年の子どもたちと夢を持ち、歩み続けることができました
3年後の卒業式
生徒たちがクラス・学年が大好きだった
みんなと一緒にいられて幸せだった
自分が成長できた
この学年は神奈川で1番だと思う
などの話が聞けたときは
クラスでも大泣きをして
部活でも大泣きをして
リーダーたちの前でも大泣きをして
忘れられない卒業式でした
自分の教員としての新しい可能性を見つけた時でした
その夜、私を抜擢してくれたお二人の先生と
飲んだお酒の味はいまだに忘れられません
今は皆、別々の道を歩んでいますが
私自身分かっていなかった私の可能性に
気づき、見出してくれ、チャンスを与えてくれた
お二人の先生には心から感謝しています
そして心に決めたことがあります
夢があるからこの仕事をやり続けられる
だから「時間がない」「忙しい」を言うのはやめようと
今の現状はそうでもその先に待っているものにワクワクできれば
やり切れる自分がいて、一緒に助け合い喜べる仲間がいることを
教えてもらえたから
人生における出愛いの凄さを知った時でした
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