椅子で聞かせる
昨日は岐阜県の県立高校で命の授業でした
学力の厳しい生徒たちが集まる学校のようでした
しかし、校長先生はじめ先生方が
学校改革に本気で取り組んでいる最中の学校でした
失礼がないようにと私に気遣って
「1時間の授業も正直聞けない生徒たちがいます
講演中、トイレや退席があり失礼なことがあるかも知れません・・・」と
「そんなことないですよ!」
そこには、1時間半、彼等は話し聞けますからという信頼と
話しを聞かせられないないのは自分の責任
そして根拠があるようでない自信からの発言でした
体育館はもの凄く寒かったんです
それでも1時間半、誰一人トイレにも途中退席もすることなく
話しを聞いてくれました
その裏には先生方のご尽力があったことはすぐに分かりました
それ以上にやっぱり、やれば、心動けば、できる生徒さん達なんです
講演後、可愛がってもらっている
タニサケの松岡会長が学校まで顔を見に来てくださいました
「元気か~」のあとの一言が衝撃的でした
「椅子はあったか?」
てっきり自分の椅子のことかと思い「ハイ」と答えると
「違うよ、生徒たちの椅子だよ」と
「生徒さん達、椅子に座っての講演でした」と答えると
松岡会長
「この学校の先生達、あなたの講演に対して本気だったな」って
???と同時にその松岡会長の発言にビックリしました
だって校長室で校長先生がいる前でですよ
松岡会長もご自分が講演を全国でされる方で
会長曰く
「床に座って集中して話が聴けるのは大人でも良くて30分だ
椅子に座らせずに生徒に話しを聞かせようとする教師達は
椅子の準備するのがただ面倒くさいで講演自体がやっつけ仕事なんだよ
まして、この寒さだ
俺は、主催者に聴く人に椅子があるかないか聞いて
床に座って聞くようであれば、椅子を用意して欲しいとオーダーするし
それでもダメなところには行かない」とばっさり
なるほどねぇ~一理あるかも・・・と思っていると
「生徒さん達、話し聞いただろ?」
「ハイ」
「それと、それも先生方の生徒への一つの愛なんだよ」と
話しを聞いていた校長先生の目が厳しくも優しくなった時でした
この学校、これからもっと良くならないはずがありません
それにしても松岡会長、恐るべしです
何しに来たのか・・・
別れ際
「忙しいようだけどあまり無理せず
心を失わず、マンネリ化に気をつけなさい
常に変化の意識を忘れずに・・・」と一言くださいました
ありがたいことです
今日は午後から山口県美祢市での小、中学校合同での講演です
昨年、ご縁をいただいた小学校の校長先生から再度のご依頼です
再会を楽しみに
今日もがんばれます!!
感謝をこめて
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