工夫次第で
「命の授業」の腰塚勇人です
父の手術で病院へ行くことが多くなりました
先日、車で帰ってくるときふと
私が入院していたときのことを思い出しました
9年前の今頃は長野の佐久総合病院から
神奈川総合リハビリセンターに転院をしてきて
10日ぐらいが経ったときです
一番リハビリがきつかった時かも知れません
毎日、歯を食いしばって泣きながらやっていた覚えがあります
でもそこにはまだ会えぬ3年1組のクラスの生徒と
6月の修学旅行に行く!!と勝手に決めていた目標が
あったからでした(実際には無理でしたが・・・)
しかし神奈リハには「体育科」があり、リハビリの位置づけなんですが
体育の授業がありました
そしてこれも縁だったのですがの担当の先生が大学の先輩
バドミントンや卓球、野球、ゲームなど
学校の体育の授業と同じような事ができたことです
またそれとは別に先輩が
筋トレを中心とした特別リハビリメニューを作ってくれ
自主トレに毎日付き合ってくれました
その時はきつかった~(苦笑)
その先輩が言ってくれた言葉が今でも残っています
それは
「腰塚、どんなに目標があっても苦しい努力だけでは続かない」
「工夫と楽しさが大事なんだよ」と
リハビリはどこかで普段の生活環境に戻った時に
少しでも実生活の中で自力でできることへの目的が
中心にある気がしていました
歩けるようになること、自分でごはんが食べれること、字が書けること
排泄ができること、長い時間同じ姿勢を保てることなどなど
そこが第一段階として大きな壁であり必死で皆さん頑張っていました
当然大事なことではあるですが
退院後、自分のこれから生きるエネルギーはそこにまず使うんだ!
みたいなイメージを作りそうになる中での
私のとっての体育の授業は
上手くできないなりに楽しかったんです
それはどこかで
「あなたにはこれしかできない」「まずこれをしなさい」ではなく
「できないなりに色々なことやって楽しみましょう!!」という
環境=チャンスを与えてもらえていたからです
障がいの回復・克服と同時に今の現状の中でも
生きる楽しさや可能性を感覚的に見つけさせてもらえた気がします
そしてその中で前とは同じようにできなくても
工夫をすればできることがたくさんあることにも気づけました
だから現場復帰後の次のシーズンも
スキーに行けたのかも知れません(笑)
工夫次第で続けられる
そのことに気づかせてくれる人がいてくれ本当に幸せでした
この思考パターンは自分の中に根付いた気がします
工夫次第、考え方次第で人生いくらでも努力が続けられ、成長できる
と感じています
そして今、私の周りにはご自分にとって大切な生き方を
主体的に長年続けていられる方がたくさんいらしてくれます
皆さん、ご自分の軸からぶれない工夫と実践の方々ばかりです
幸せなことです
感謝をこめて
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