こだわりはあるけどプロじゃない

先日、スタッフとランチに入ったお店

スタッフも来たことがあり

美味しく評判も良いというので行ってみると

「あれ？！　シェフが代ったかも・・・」とスタッフ

カウンターに座りシェフが作るところが

見えるのは良いのですが

スタッフが小声で一言

「プロじゃないですね・・・」って

「どうしてそう思うの？」と聞くと

「あのイライラ感をお客さんに感じ取られるようでは・・・

　お料理が来る前からワクワク感が半減して

　ガッカリです」

「感情の暴走は言動の暴走につながる

　プロとはどんな状況でも対応できる人

　ですもんね」

さ・す・が・うちのスタッフ

私も同じことを感じていました

どんな理由があろうともお客さんの前では・・・

でも、出された料理を見て食べてからと

すると下ごしらえには手間暇をかけていて

盛り付けもこだわりがあり、出されたお料理を前に

「美味しそう！」と言ってしまうほど

実際に美味しかったです

するとスタッフがまたまた一言

「もったいないですね

そこまで言う・・・

でも本当にもったいないです

もう一度、来るかと聞かれたら

残念ながらあの態度ではＮＯです

お店、お料理への価値観、し好も人それぞれですし

作り手のこだわりもとても大事

でも一歩間違えると

自分のやり方の暴走

すなわち自己流で終わってしまい

自分は変わらない来たい客が来ればいい

先輩からの教えに

オリジナルは基礎基本があってこそ

その基礎基本の必須の一つが

お客さんファースト

お客さんの声・反応を素直に受け止められ対応できる

だからこそ成長・進化がある

そしてプロは見られている意識を忘れてはいけない・・・

だからこそ良い緊張感の中で自分を律し

高いパフォーマンスの中でクオリティー高い仕事ができる

人のふり見て我がふり直せ

一番身近で私を見てくれているスタッフの感性と存在が

本当にありがたいですし

いつでも思ったことを言ってもらえ

素直に受け止められる

そんな仕事をこれからもお互い続けたいものです

今日も命を喜ばせます

感謝をこめて