おかげさまの意識
先日、電車に乗っていると隣にいたサラリーマンの方が
「この傘、邪魔なんだけど・・・」って同僚の方に
営業先で雨が降り貸してもらった傘のようでした
でも外は雨が止んで薄日がさしていました
雨に濡れずにすんだ、貸してくれた人の気持ち
ありがたかったのでは・・・
高速バスに乗っていると
隣の若い男の人がバスの休憩中、携帯電話で
「昨日、教育実習終わったところ
でも、教頭も指導教官も細かくて超~うざかった」って
えっ、自分からお願いしておいて
そんなのあり?!
おかげさまは一体どこへ・・・
父と母と同居をする時
ある先輩からいわれた言葉があります
自分の所帯を持つと親でさえ邪魔に思えるときが多々ある
あなたも分かると思うが
自分の都合の良いことを言ってくれる人は「善人」
自分に都合の悪いことを言う人は「悪人」
特に身体や心が弱っている人にはその傾向が強いぞと
それはある意味、同居をするなら覚悟が必要だということを
その方は伝えてくれていました
そしてこんな詩をその後送ってくれました
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
我の強い私がいます
生かされている命であることも分かっているつもりでいます
だからこそ、ありがとう、おかげさまの感性と生き方
大事にしたいものです
この言葉をいただけたおかげで
父、母ともそれなりにうまくやっていけています(笑)
自分とは一体何なのか
命の喜ぶ生き方って何なのか
本当にそれを生きられているか
自問自答の毎日であり、実践あるのみです
今日も素敵な一日になります
感謝をこめて
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