運動会 2 ~私の心の声・大球ころがし~
「命の授業」の腰塚勇人です
息子の運動会の続きです
実は運動会になると私自身がやけに緊張する
なぜかというと右足のマヒが強くて走れないから・・・
5歳の息子は私に障がいがあることを知っているのかまだわからない
ケガをして息子が生まれてきたとき喜びとは別に
最初に思い申し訳なく思ったことが実は
息子の運動会であった
「一緒に走ってあげられない・・・」
体育科の私としては・・・
正直息子に対してというより自分に対して悔しさの感情が強かった
それは息子の運動会といえば・・・というイメージがあったから
その時はまだ時間があるからと自分の気持ちと折り合いをつけた
去年は息子をアンパンマンにみたて両腕に乗せて空を飛ばせ
コーンを一周するリレーであった
タスキをもらった時ビリでだった
正直ホッとした
自分なりに頑張り無事に無難に終えた
でも残ったものは自分の頑張りへの承認より
「言い訳」を最初から用意をしていた腹立たしさだった
そのため今年の親子競技はとっても気になっていた
今年の親子競技は「大球ころがし」
ちょっとホッとした
二人で上手にペースをあわせるから・・・
また言い訳?!
競技が始まった
面白い光景が次々と飛び込んできた
「赤」「白」「青」の色別対抗リレーなのだが
それも「親子」での大球ころがしのはずが
いろいろな親子がいた
子どもの球を転がすペースに少しスピードをアップするお父さん
誰の競技?と思わせるくらい最初から猛ダッシュのお父さん
お子さんに球を押させているつもりで実は
その後ろから球を持って走るお父さんなどなど
お父さんの色々な意味で思いのこもった大球ころがしがたくさん見れた
さて我が家の番!!
息子のポテンシャルは正直分からない
ただ気合い満々スイッチが入ったら猛ダッシュは分かっていた
大球が来た!!
息子と私は球をとるやいなや猛ダッシュ!!
しかし!!
私は最初の3回、球を触っただけ・・・
息子の球を転がす力とスピードについて行けず
その後残りのトラック1/4は息子の独走状態
こんな親子の光景も珍しいと思った
その姿を後ろから見ていて
「たくましくなったな~」と関心した
言い訳ではなく
こんな風に息子のことを感じられる幸せが喜びであった
これもOKだな~って
私の父はいまだに「息子には負けない!!」を
どこか生きるエネルギーにしている
それは私自身が親父に対してライバル意識がある
ミラーの法則であるとも分かっている
本質的にはここの部分を解決する必要があるとは思い
自分でも親子でこの関係がいいものだとは感じていない
そういう生き方はしたくない
だから神様は私に障がいの後に息子を授けてくれたと思っている
息子との素敵な親子の関係を作りなさいって
お互いが成長しあえ、尊敬できる存在でいなさいって
そのために今必要なことを考え、行動に移しなさいって
息子を尊敬できる自分がいる
息子を大好きな自分がいる
息子に助けてが言える自分がいる
息子を相棒に感じる自分がいる
神様ありがとう
私に障がいという勇気をくれて
そして息子と妻と一緒に運動会を迎えさせてくれて
本当に幸せな運動会でした
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