知らなかった、日本でたった一人
「命の授業」の腰塚勇人です
先日、兵庫県に西宮ある小学校で講演をさせていただいた後
たまたま友人たちから声をかけてもらい人生初の
大阪リッツカールトンホテルに行くことになりました
一般人の私でも名前は「あの・・・」が付くホテルだということは
知っていましたが
一生自分から来ることは・・・そんな気持ちでいたので
正直、「こういうところなんだ~」という感動というのとも違う
微妙な感じでした・・・
今思うともったいないことした!!・・・とも思うのですが
チェックインを済ませ、ホテルの方が荷物を部屋まで運んでくれます
部屋に着いたらビックリです
荷物を運んでくれた方が「失礼しますと言って」靴を脱ぎ始めたんです
「???・・・」
「何してんの?」状態でした
「どうして靴を脱いで部屋に入って来たのですか?」と聞くと
「ここは客様の家ですので、土足で入ることは失礼です」と・・・
他にも説明を受けたのですが、最初の言葉にビックリでした
そこにいた私と友人たちはみんな靴を履いているのに・・・
恐るべしリッツカールトン
そんな中、そのホテルの方としばらく話をしていると
私の仕事の話になり、そこでまたまたシンクロが・・・
実はその男性の方
ボテルの本当の部署は「救急救命」
ホテルに泊まっているお客さんや当然ホテルのスタッフの方々に
万が一のことがあった時
すぐに対応するためにいらっしゃる方でした
初めて知りましたホテルに救急救命士の方がいることを
どこかで命つながりということもあり
とっても話が盛りあがながらも
その方が今日はなぜフロアーで接客係りに?・・・
「私の仕事は暇が一番ですから」と
とっても優しい笑顔で冗談半分で答えてくれました
色々な意味で「この人がいれば」と思えた時でした
「ホテルに救急救命士がいらっしゃること本当に知らなかったです」
というと
「日本のホテルでは私だけです」という答えが
逆にその現状にもビックリです
考えてみればどのホテルにもいてくれたら安心かも・・・
でもその方も仕事がお休みな時は
大阪リッツでもいないということ?だよね・・・
その方が私のケガに対して
「事故直後の適切な対応があったら命が助かったのですね」と
ホテルでも救急救命の必要性を感じさせてくれる発言でした
日本では各施設や公共の場所等に「AED」が設置されました
これだけでもスゴイことだと思いながらも
扱える方がどれだけいるのだろう・・・
そんな事も考えてしまいました
自分ができなかったら「大きな声で助けを呼べばいいんですね」
私の父も5年前に大好きなゴルフをしている最中に
急に大きな不整脈に襲われ意識がなくなり心肺停止に
その時一緒にラウンドを回っていた方の中に
救急隊員をリタイヤした方がいてくださり
一命を取り留めることができました
救急救命士の方に会えたこと
自分なりにもう一度、自分と人の「命」のあり方について
考える機会をいただけた気がしました
ご縁をいただけたこと心から感謝します
またお会いしたいですが・・・
リッツカールトンですよね・・・(笑)