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母への想い


母への想い


昨日、ケガから私の人生を救ってくれた大学の先輩でもある
教頭先生のお母様が亡くなりお通夜に参列しました

91歳お一人で暮らされていて
ご自宅で転んで発見が遅かったと・・・

教頭先生からはいつも二人で畑をやっていた話を聞いていたので
いつかご挨拶をと思っていたので
残念で仕方ありません

お通夜の最後にお坊さんがご家族のことを話され
お父様を教頭先生が中学生の時に亡くされ
その後、お母様が男4人兄弟を
一人で育て上げ大学まで出された話がありました

お母様だけでなく、ご兄弟もおそらく
口では言えないご苦労があったことだと思います
教頭先生の想いを噛みしめるような表情が印象的でした

家族にしか分からない思い出
兄弟一人一人が持つ父・母との思い出

こんな詩が思い出されました

どんな言葉でも
かあさんを
言い尽くせない


お通夜の間、家に帰ってきてから
父母のことを考えていた私がいます
お通夜から帰ると二人の家の明かりは消えていました
元気でいて欲しいと願うばかりでした

「苦労は決して口にするな 
 上も見ても下を見てもキリがない
 今が幸せと思えるならそれでイイ」

父と母の口癖です

父も母もその言葉通り今、その瞬間を一生懸命に生きてきた人です
本当に強情なくらい我慢強い両親です
今でもです
見習うところがたくさんあります


親孝行なんてしたつもりでも
父母の足下にも及んでいません

私たち二人の息子を育てるために
そしておじいちゃん、おばあちゃんに
どれだけの支援をしてきたか
分かっているようでほとんど知りません
ある意味それが親なんだとも思います
近いうちにそんな話がちょっとでも聞けたらと思っています


今はただただ教頭先生のお母様のご冥福を祈ることしかできません
年が明け落ち着いたら
教頭先生と一緒に飲みに行けたらと思っています

別れ際、教頭先生から
「腰!、お父さんとお母さん大事にしろよ」の一言が
心に響きました


大切な人のために、大切な人と
今を一生懸命に楽しく生きます


感謝をこめて


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