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最後は自分

最後は自分 


毎年、お盆となると親父の生まれ故郷
群馬県みどり市東村へ行きます

昨年は5月に脳梗塞になり夏はリハビリ入院中でした
今年の5月に念願のお墓参りに

今年のお盆には歩いてまた来ますと
おじいちゃんとおばあちゃんの墓前に約束しました

お盆に私の仕事のスケージュル重なってしまったため
一昨日、掃除が終わったあと
一泊二日で温泉旅行に家族で出かけ田舎に向かいました

お風呂が大好きな親父
しかし脳梗塞になってからは自分で入ることもできず
デイサービスや訪問入浴で入れてもらうものの

毎日とは言わないから週に一度でも
人目を気にせず湯船にゆっくりつかりたいなぁ~と

私もお風呂が大好きなので
毎日当たり前に入っていたお風呂に
家にお風呂はあるに自分で思うように入れない
親父のやるせない気持ちはよく分かります

親父に介護が必要になってから
少しでも親父の願いと生きる楽しみを感じさせたく
福祉施設をネットでよく検索するようになりました

神奈川に住んでいて温泉はあるのですが
車いすの人が車いすやリフトを使って入れ宿泊できる
温泉施設がみつからないんです
関東近辺でも数か所です


一昨日は栃木県那珂川町にある
障害者保養センター那珂川苑にお世話になりました

お風呂も車いすのまま入れるスロープになっていて
親父は夜と朝、二度入っていました

食堂での食事には
障がいがあられる方のご家族で満席でした

お隣の席には左半身の手足に麻痺がありながらも
右手で杖をつきご自分で歩いている
60過ぎのおじいちゃんご家族がいらっしゃいました

私たち家族誰もがそのおじいちゃんの姿に
何かを感じていましたが、口には出しませんでした


食事が終わり一息ついていると
突然親父がお隣のお母さんに向かって

「ご主人おいくつですか? やっぱり脳の病気ですか?」と

私たち家族はみんな !!! でした

それからお母さんはご主人の病気の発症から
左半身マヒが強く残りながらも
今は自力で歩けるようになった経緯を話してくださいました

親父を含め私たち家族はだっまって聞き続けました
その中でお母さんが

「最後は自分がどう生きたいかにかかっていますから
 家族はそれを見守り応援することしかできませんから
 それと主人は一歩、次の目標を常に持ってここまで来ました
 今でも次はこれがしたいって持っているようです」


親父がお母さんの話を聞き、何を感じたのかまだ聞いていません
だた一つ分かったことは
自分から質問した親父の姿に
親父の歩きたい思いは今も強くあるということ

自分の誕生日に自立歩行を目標に
今もリハビリを続けている親父

ただここの所、リハビリの先生からも停滞期・・・
そんな言葉や親父のモチベーションが下がっていることを
家族として感じていた時だったので
とてもいい刺激と親父と話すきっかけとなりました


親父、まだまだいけるよ!!
夢は叶うよ


感謝をこめて


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