今を生きる
「命の授業」の腰塚勇人です
息子が夏休みに入り
一緒に宮城県石巻へ行きました
いつも伺う電気屋さんのお母さんのご家族のところへ
まず伺いました
3月末にようやくお店を再開し
それから4ヶ月ぶりにお会いしたのですが
前より若くなっている?!
と思ったくらいハツラツとしていました
仕事が少しずつ軌道に乗り、落ち着きはじめたとのこと
そしてお店の前の国道沿いにも
他のお店の灯りがつくようになり
明らかに国道を流れる車の量は
以前より増え
人が集まってきている
動いて流れていると私たちでも実感できました
お母さんの笑顔が
どんどん素敵になっていることが嬉しかったです
もう一カ所、小学校2年生の息子と
一緒に行きたかったというか見て欲しかった
場所があります
そこは津波で児童・先生の多くの命がなくなってしまった
石巻市立大川小学校
今でも校舎はそのままの残されていて
周りには黄色いテープ張り巡らされ
外からしか見ることしかできないのですが
校舎の壊れかたや津波での山肌を見るだけで
当時の子どもたちと先生方の声が聞こえてくる
恐怖と苦しみを感じずにはいられませんでした
慰霊碑の前で手をあわさせてもらうと
綺麗な花が供えてありました
以前この場所に伺ったとき
この花は毎日お亡くなりになりまだ見つかっていない
児童のご家族の方が供えていると聞きました
あの3/11から時間は止まったままなのだと
近くにたくさんのひまわりが植えてあり
太陽に向かって元気よく咲いている花が
児童と先生たちのように思えました
息子の
「本当だったら、これから楽しい夏休みだったのにね」の言葉に
何かを感じてくれたようです
これから時間を作って一緒に話をしようと思っています
今朝、ネットのニュースで
教職員で唯一不明だった先生の遺体が発見されたと
心がホッとし喜びを感じたときでした
しかし、まだ4人の児童の方が見つかっていません
一日も早く発見され、ご家族と会えることを願うばかりです
復興が少しずつ始まった場所
時間がそのまま止まっている場所
どちらもそこに人の命があり、
色々な現状の中、今も生き続けている方がいるということ
これからも石巻と大川署小学校
できる限り伺わさせて頂くつもりです
私にとって本当に大切なものは何で
今、自分がどう生きていくのかを教えてもらえるところです
感謝を込めて
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