「命の授業」の腰塚勇人です
昨日は久しぶりの休みでした
親父の病院に行き、ふと気づいたことがありました
それは親父とお袋で
信頼を寄せている看護師さんが違うんです
親父にとっては２０代後半の担当の看護師さん
この看護師さんの前で７６歳になる親父は
泣くは、弱音ははくは
嬉しいこと、楽しいこと、辛いことなど
素直な気持ちを全て言えるそうです
あの子はいい・・・にとどまらず
あの子に良い相手はいないのか？！
余計なお世話だろ！ と思いながらも
その気持ちになってしまうのが分かるくらい
親父がファンになっている看護師さんです
また、母親にとっては師長さん
「腰塚さん、イイの、イイの」
「気にしない、気にしない」
「大丈夫、大丈夫」
心配症のお袋にとってサバサバとした師長さんの言動に
母親は何度も救われているようです
親父、お袋、お互いの環境・立場の中で
今を一生懸命に生きています
正直、入院生活、そして元に戻ることの難しい状況での
今後の生活への不安と悔しさにストレスも相当です
でも、その中に楽しみを見つけている二人
親父は将棋をさす仲間を見つけました
お袋は同じ入院患者さん奥さん同士と友だちになり
情報交換やお互いの思いを共有しているようです
「家に早く帰りたいけど、入院生活もなかなか楽しいぞ」の
親父の言葉に生意気ながら
一回り心が大きくなった親父を感じました
個人的な意見ですが
私も入院の後半は楽しくって仕方なかったです
身体が良くなり始めている自覚以上に
たくさんの方に支えられ、生かしてもらえてる人の存在を
肌で感じ、心から大切であると思えたから
そして、そこにはしてもらう喜びから
今、自分でできることを考え
そして感謝の気持ちから相手に尽くしたい・・・
そんな気持ちさえ起こり始めていたんです
信頼したい、信頼できる人だったから
その人との関係は大切にするし、楽しくしたいと思っていました
裏切りたくないとまで・・・
親父とお袋には伝えました
看護師さんと師長さんは二人にとって
「人生の恩人だね」と
だまって聞いていた二人
そう言いながら二人だけではなく、
私達家族の人生の恩人であると感じた瞬間でした
親父の退院後、本人もそして家族もこの二人の
仕事を超えた愛と期待と希望を胸に生きていけます
この方たちに会えたこと、私たち家族の宝物です
皆さんにとての人生の恩人はどなたですか？
感謝を込めて
