お仕事、がんばっています
「命の授業」の腰塚勇人です
たくさんの方から年賀状を頂きました
その中で懐かしく元気の出る年賀状が十数枚あります
それは中学校で特別支援級の担任を受け持っていたときの
生徒たちからの年賀状です
中学1年~3年生の彼らと1年間一緒に生活をした後
大学で1年間、知的障害児教育を勉強したため
彼らとはお別れでした
卒業後は養護学校(特別支援学校)への希望が通り配属先が決まると
その学校は彼らが中学を卒業したのち入学してくる高等部でした
幸せなことに養護学校に4年勤務をした間に
中学で一緒だった子どもたちと高等部で学年こそ違いながらも
全員の成長と卒業を見届けることができました
彼らの高等部卒業後の進路は様々で
彼らの適正はもちろん、傷害の特性などを考慮し
色々な検査や校内外での実習を経て卒業後の進路が決まります
その彼から毎年年賀状を頂きます
そこには
「お仕事楽しいです」
「お仕事がんばっています」
「みんなと仲良くしています」
などの文字をたくさん見ることができます
そうなんです
彼らなりに仕事という意識を持ち、自分にできることを一生懸命にやり
その中で喜びや楽しさを見つけ、職場の人たちと仲良くすることを考え
精一杯がんばっているんです
実は妻の姉にも知的障害があります
今は実家の近くの作業所に通っていますが
先日もお年始で実家へ行ったときお姉ちゃんが
「早く4日にならなかいかな~」 って言いました
「どうして?」と聞くと
「だってお仕事がはじまる日なんだもん」と
「仕事好きなんだ?」と聞くと
「お仕事楽しいもん」「みんな優しくしてくれるから」と答えてくれました
その時
「そうだよな~仕事って楽しいもので、みんなと仲良くできるんだよな~」
と思ったときでした
守られているからそんなこと言える・・・
世の中そんなに甘いもんじゃない!!
そんな声が聞こえてきそうですが
やっぱり仕事の原点は楽しいと感じる喜びからだと私は個人的に考えます
正直、お姉ちゃんも卒業した彼らもほとんどが与えられ言われたことを
一生懸命にする仕事です
それは障害の特性上、ある意味彼らの現状にあった仕事かもしれません
でもその与えられた仕事を黙々と一生懸命にやり続けられる彼らから
教えられることがたくさんあるんです
不平不満ばかりを言って
不機嫌そうな顔をしてイヤイヤ仕事をして本当に楽しい?
もっと工夫をしてみたら?
そんなメッセージを彼らからたくさんもらっている気がします
新年早々
彼らからまたまた素敵なエネルギーをたくさんもらう事ができました
成長している彼らにまた会いたいです
感謝を込めて
検索
最近の投稿
- 命の授業で伝えたい事と一緒 〜茅野市立長峰中学〜 2024年11月22日
- 初の入場曲 〜栄光の架け橋〜 2024年11月21日
- ご縁は喫茶店のマスターから 〜加賀市立山中中学〜 2024年11月20日
- 嬉しい姫路市での2講演、そして 2024年11月19日
- 下関市社会福祉協議会セミナーに 2024年11月17日