4 「一緒に・・・」心に響きました
「どんなことがあってもず~っと一緒にいるから!」これは妻が集中治療室にいるときに私に言ってくれた言葉です。
自殺を試みたあとの言葉で、口が裂けても自殺しようとしたことなど言えませんでした。ありがたい言葉でした。こいつのためにも頑張ろうと思えたときでした。
自分のために生きている、生きていこうとしていますが、自分の生が人の役に立つことが分かると元気が出て頑張れてしまうものなんです。それは自分の存在価値を認められ自分の中に存在意義を認識できるからなんです。嬉しくなっちゃうんです。
世の中のため人のためまでいけたらすごいけど、そんな人が一人いるだけでもいい気がします。ありがとう。今はそう思える人が二人に増えました!!息子の存在です。
もう一つは主治医の先生が言ってくれた言葉です。「一緒に頑張りましょう。」ただこの一言です。ベットサイドに来て私と妻を前にして言ってくれた言葉です
。この言葉を聞いたとたん元気と勇気が湧いてきました。
それはこれから先色々な事が起きても自分で責任を負うと決めた時でした。でもその前から主治医の先生を「信頼できる」出来事があったからこそこの言葉を聞いてしびれたのだと思います。
それは私が重病人ということもあったのですが、毎日のように往診以外でも仕事帰りにちょっこと顔を出してくれる先生でした。
患者のベットサイドに来て「今日は手術が3件もあり疲れた~」なんて言ったり、妻に気遣って優しい言葉を投げかけてくれたり、忙しいのに一患者の私たちにここまでという感謝の気持ちでいっぱいでした
。こんな先生に「一緒に頑張りましょう。」と言われたら「やるしかない!」っていう気持ちにならない方がおかしいです。
ちょっとのことなのかも知れませんが、なかなかそれができないんです。