昔は
父の脳梗塞から同じ敷地内に同居するようになって
私もある意味安心なんですが
息子には色々な意味で良いことだなぁ~と思っています
その中で一緒に食事をすることも多くなり
昭和10年生まれで戦争真っ直中、田舎育ちの
おじいちゃんの
「昔は・・・」「おじいちゃんの10歳の時は・・・」
私が聴いてもその時の父のおくっていた生活を想像すると
今がどれだけ幸せか・・・というだけでなく
豊かすぎで、全てが当たり前すぎて
子どもたちを取り巻く環境に親として
危機感さえ感じられずにはいられなくなります
昔は井戸で水を何回も運んで
炊事も洗濯もお風呂にも使っていたんだよ
その火を起こすために学校から帰ってくると
毎日山に入って薪を集めに行っていたんだよ
その薪をお父さん、おかさんがバンバン使うものだから
どんどん拾う場所が遠くなり、子どもながらに
「お願いだからそんなに使わないでよ~」
と泣いて頼んだこともなんどもある
食べるものが無かったのと、家にお金もなく
毎日お腹を空かせていて
隠くれて台所の砂糖をなめていたと
「へぇ~」と興味深そうに聴いていながらも
ピントはきていない様子
息子に
「キャンプに行ったときに薪拾い1時間してご飯使ったよね
あの時は楽しかったけど
あの薪拾いが毎日学校から帰っての君の仕事だったらどうする?」
息子は「ヤダ」って
「毎日食べるものが無くお腹が空いていたら
出されたご飯残すと思う?」
息子を攻めるつもりがあるわけでなく
子どもが生きる環境をつくったのは私たち大人
だからこそ、子どもたちにどんな考え方や生き方を
大切にして欲しいのかを確認し
人任せにするのではなく
まず自分たちが意識をして
毎日の生活の中で言ってやってみせる
いてくれる存在そのものから始まり
受け継がれなければならない大切な教えを伝えてくれる
父母には感謝です
まずは親である私がそれを生きなければですね
これからもたくさん話しが聴きたいです
息子にたくさん話しをして欲しいです
「昔は」の中に大切な教えたくさんありますね
感謝をこめて
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