9月5日は大切な方の命日
9月5日は大切な方の命日
2011年の9月4日は
まだ、鳥取県で命の授業の開催がないことを知った
友人夫妻が、県内で初めて命の授業を
開催してくれた日なんです
5月に隣の島根での講演に奥さんと一緒に来てくれ
打ち合わせをし
「9月の講演、楽しみにしててよ!!」って
隣にいた奥さんはとても明るく元気で
ひまわりのような方でした
そして講演当日、友人に会うと
奥さんの姿がなく、「奥さんは?」と聞くと
「実は今、入院している・・・」と
それも2ヶ月も前から
友人がそんな状態であるにもかかわらず
講演の準備を進めていてくれたことを
何も知らなかった私・・・
申し訳なさでいっぱいで
「延期して、奥さん元気になってからでも良かったのに・・・」
と伝えると
「奥さん、途中まで頑張ってくれてさ
今日、講演が開催できることが夢だったから
叶えてあげたくって・・・」
「そして腰ちゃんにも、奥さんにも約束したから・・・
約束は守らないとね」
「でも、今ここにちゃんと奥さん来てくれているからさぁ~」
奥さんの思いと二人三脚で今日まで頑張ってきた友人の
一言一言を噛みしめながら言葉とその姿に
男を見ました
講演が終わり、懇親会の席で
「良い報告ができるよ
これで奥さんの看病に専念できる」
「お疲れ様・・・本当にありがとう・・・」
友人のホッとした姿に、私もホッとしました
「明日、帰る前にお見舞いに行くね」
と約束して別れたんです
しかし9月5日の朝、友人から電話かあり
「奥さんの容態が急変して息を引き取った・・・」
言葉を失いながらも、すぐに病院へ行きました
そこには何も整理もつかない友人がいて
でも、その中で一言
「ちゃんと講演が終わるまで頑張ってくれていたみたい・・・
安心したんだろうね」
正直、私の心の中はごめんなさいでいっぱいでした
毎年9月5日は命をかけて講演を作ってくれた
ひまわりの奥さんと友人との思い出の日なんです
今までの講演も全て友人夫妻のように
命の時間とエネルギーを使って準備をしてくださる
主催者の方々がいて開催できているものばかりなんです
私が命の授業を続ける限り
この気持ちは決して忘れませんし
当たり前の中にある幸せと命の喜ぶ生き方
伝え続けます
昨日は、庭のひまわりたちを見ながら
友人夫妻を思い出していました
ご主人とお子さんたちを天国から
見守ってあげてくださいね
私も元気に楽しく毎日、生きています
生きていたくても生きられない命があることを知ると
今ある自分の命の使い方
改めて考えさせられますね
友人夫妻に想いを寄せていたら
このタイミングで・・・という本に出合えました
10日後が自分の誕生日なので
その時に紹介させて下さい
九州の皆さん、お願いですから台風から
自分の命、家族の命を守ってくださいね
今、生きていられることに感謝を込めて