避難所の責任者の方から
「命の授業」の腰塚勇人です
避難所で責任者をされていたから
メールをいただきました
ご紹介させてください
小学校避難所を運営した際には、大変お世話になりました
未熟な私が、避難所運営という大役を無事にこなせたのも
皆様のお力があってこそ
今、落ち着いて思い起こせば、夢中になり
脇目もふらずに没頭していて、支援して下さった皆様への
配慮や心配りに、多々欠けていた我が身を恥ずかしく思います
本当にすみませんでした
そしてありがとうございました
ここ数日、震災の特集でまた石巻にもスポットがあたっています
様々な検証もなされています
様々な教訓を導きだし、今後に生かされる事は、私たち被災者にとって
も望まれる事です
しかし、連日の報道は私自身、苦痛を伴っている事も事実です
一年前の出来事は、鮮明に、詳細に、
昨日の事のようによみがえります。
避難所での長い生活を経ても
被災したあの日がすぐ後ろについて来るかのようです
そして検証という言葉の裏に
なぜこうしなかったのか…と責められているような苦しさを覚えます
あの日、私達は、その時、その場所で精一杯の行動をしていました
亡くなった大好きなおんちゃんおばちゃん、友達
みんな頑張った結果なんだと思わなければ、辛いのです
復興は、私のような普通の一主婦には無縁の所で進んでいます
結局、何か箱ものを作る事が復興の証になるのではないか
そんな不信感に苛まれます
もっと一人一人に目を向けるなら、一人一人が再出発する事こそ
実感のある復興のように思います
再出発の手助けがお金であれ、仕事であれ、家であれ、
一番必要な事に他なりません
未来都市のような町作りのデッサンよりも
小さい我が家の玄関にパンジーの花を植える
そんな子どものお絵かきのような設計図が、身近で、私には理想です
「進みたい!どっちが前か、わからない」
そんな川柳がありました
被災地はまだまだあえいでいます
私は避難所に来た皆さんに「今、何が必要か」と聞かれ
「物より人」と答えました
今、同じ質問には「心を…」と答えたい
どんなに離れていても、思って何かをする事は出来ます
私達の心が折れないように、想いを届けて下さい
最近のガレキ受け入れのニュースを見ていた娘が
「私も放射能まみれなの・よそに遊びに行ったら嫌がられたりして・・・」
そんな事を言いました
子どもの心も、まだまだ癒されていません
今、一年経って思う事・・・次の一年にこそ!期待したい・・・
ご支援いただいた皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます
今、この方はこの経験を多くのかたに知っていただきたいと
日本各地で伝える活動をされています
今年こそは・・・
できることで心を形に伝え続けます
そう、続ける事が大切なのですね
感謝と応援を込めて
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