あっそう?!
「命の授業」の腰塚勇人です
土曜日の午後から妻の実家へ久しぶりに泊まりがけで遊びに行きました
一番気になっていたのが、お母さんの様子
妻とはよく電話で話をしていて
「あそこが痛い、ここが痛い、調子がイマイチ」などと
身内だから言える内容のことをよく話しているようでした
パーキンソン病になってから母の口癖は
「来年はどうなっている分からないから・・・」
この言葉を聞くたびに
無理をさせるつもりはないまでも
できるだけ外へ息子をだしに使い引っ張り出そうと思っています
そんな様子の母を想像してのお泊まりで最初に母の姿を見た時の
私の第一声
「お母さん顔色いいよ」「ちょっと背筋まっすぐになってない?」でした
するとお母さんは「あっそう?! 」といって
お世辞でもなく素直に思ったことを口に出ただけなのに
お母さんは笑顔で喜んでくれました
その時ふと思ったことがりました
3か月ぐらい前にリハビリに通う病院に新しい先生がこられ
その先生がたまたま私のリハをしてくれました
その先生とお会いしたことはなかったのものの
以前、私がケガで2カ月間リハビリをしていた病院に
勤務をしていたとのことで話が盛り上がりました
その彼女から突然
「腰塚さん、歩き方きれいですね」って言われ
正直「あっそう?!」でした
それは右半身に障がいのある私にとって
正直歩く姿はいまだにどこかでコンプレックスになっていたからです
それが「きれです」なんて言われたしまった時には・・・
駐車場へ行く途中、病院のガラスに映る自分の歩く姿を見ちゃったりして
ちょっと雑誌のモデルさんの気持ちになっている
自分がいたりしました
毎日の生活の中で自分のことに対しては
ある程度固定的に「~だから私はこうなんだ」と思いこんでいる気がします
いい意味でも、悪い意味でも
悪いイメージを持っているとき
たまにの他人からの褒め言葉はマイナスに振れている振り子が
プラスに働く作用があるようです
そしてそれは結構持続性もあるようです
私はいまだにあの時のリハの先生の言葉忘れられません
ただ単純なのですが・・・
皆さんも「たまにの他人の褒め言葉」
身近で大切な方に言ってみてあげてください
いわれた方の人生は何かの形で必ず変わるようですから
大きく変わらないまでもおそらく言われた方はその日の夜寝るときは
気分よくお布団に入っているはずです
そう思っているそばから私も何人かの顔を思い出しました
なんだか私が幸せな気分になっています
今週の金曜日は息子の学芸会に母を引っ張り出します
今から楽しみです
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