昨日は熊本県理学療法士協会様の研修でした
呼んでいただくのは昨年の９月以来、２回目
会場で
「こんばんわ、ご無沙汰してます
お元気でしたか、今日もよろしお願いします」
と講演前に交わすことのできる挨拶に
幸せを感じられずにはいられませんでした
そして最前列にはリハビリの方への講演なのに
なぜか仕事帰りの友人の姿が
出張先からこのために２時間車をとばして
戻ってきてくれたそうです
ありがたいことです
やっぱりリハビリの先生方や看護師さんに話しをするときは
講演の内容も入院中のリハビリの時の話しやエピソードが多くなり
一番辛かった時、その現場で一緒に心と人生と向き合い
乗り越える力になってくれた同士という思いから
違うスイッチが入ります
と同時に医療現場の大変さもそれなりに分かっているつもりなので
お願いだから皆さん、つぶれないで、元気でいてください・・・
と願わずにはいられないんです
想定外のまさかの事態から
自分の命や人生と向き合うことになった時
それも自分ではどうにもしがたい状況や
元通りの回復は厳しいと告げられた時の
自ら周囲のものに心のシャッターを下ろしはじめ
孤独との戦いを始める・・・
そこで気づかされるメッセージの一つが
生きるとは常に自分自身と向き合うこと
家族もいます
仲間や同僚もいます
でも待っているのは、今まで生きてきた己自身と向き合う作業
どうする、本当はどうしたい・・・
そしてそこでどんな選択も自分で決定でき
命や人生と真剣に向き合い生きることを選択したときの
自分の力になり助けてくれる人捜しのアンテナは
もの凄い感度になります
近くで自分に接してくれる人の本質まで
直感で見抜く力がある気がします
だって自分は命がけ、これからの人生がある意味かかっているから
だからこそ、そんな状況で一緒にいてくれる人には
本気さと誠実さがもの凄く求められます
教員時代によく言われました
「子どもたちは先生を選べない」
「担任、当たり、はずれ」
その言葉に苛立ちと悔しさを感じながらも
そう言われてしまう自分の無力さ
そこで自分はこれから先どうするか・・・
医療現場は教師の世界以上にシビアな世界のような気がします
そんな中でも患者さんと真剣に向き合い共に歩んでくれる
リハビリの先生方を私は尊敬します
「心と身体のガソリンスタンドを必ず持ってください！」と言いつつも
「あなたが担当で良かったと言ってもらえる患者さんを
一人でも多くつくってください」とも伝えました
リハビリ部長の友人は専門職である前に
人としての生き方、あり方の気づき成長を常に部下に伝えています
その彼等と会えました
純粋に理学療法士の仕事を愛し
担当する患者さんたちに本気で向き合う姿勢を強く感じる方たちでした
こんな切り口で話しをしてくれた方がいました
「常に自分がリハビリを受ける立場になったら
どんな担当の先生なら信頼できるかを常に考えて
今の仕事をしている」と
患者さんのためではなく、患者さんの「立場」で考える
大切な視点だと感じたときでした
本気で仕事に向き合う人たちにまたまた会えた
幸せで豊かな時間でした
この方たちにリハビリを受ける患者さんたちは幸せです
「あなたが講師で良かった」
そう言われるよう成長を意識します
この仕事、大好きだから
今日はこれから広島で幼稚園の先生方に研修で
そして明日は幼稚園の保護者の方に話しをさせていただきます
素敵な一日のはじまりです
感謝をこめて
