ゆっくりでイイですよ
「命の授業」の腰塚勇人です
先日、徳島へ行ったときのことです
講演が終わり駅に着いて徳島駅へ向かう汽車を待っていたときのことです
単線の列車で駅のところで上りと下りに分かれていました
自分ではしっかり徳島方面の上りを確認し、改札と反対側のホームへ
重たい荷物を持って移動しました
電車の時間が近くなり反対側のホームの人が増え始めました
根が素直な私は・・・
「下りの汽車に乗る人は多いんだな~」ぐらいしか思っていませんでした
上り線の汽車が見え近づいてきました
反対側からの下り線からの汽車は姿が見えません
乗った後に来るんだろう・・・そのぐらいにしか思っていなかった私・・・
上りの汽車はこちらのホームに入ってくるものだと
全くうたがっていませんでした
すると・・・
見えてきた上りの汽車がなんと・・・
反対ホームに入って行くではありませんか・・・
「うっそ!!・・・」
初めてこのときこの駅では上りと下りの汽車のすれ違いがないことに気がつきました
「やられた~・・・」
「もう乗れないじゃん・・・」
「この汽車に乗らなかったら、空港まで間に合わない・・・」
「タクシーか・・・」
それと「誰か教えてくれたっていいのに・・・」
自分がいけないのは分かっていたのですが・・・
そうあきらめた瞬間
汽車の運転手さんが窓を開け
「徳島行くの?」「あわてないでイイからゆっくり来なさい!」
と声をかけてくれました
私は重たい荷物を持ち反対のホームまで歩道橋を渡り汽車に乗り込みました
そうなんです
運転手さんは私が汽車に乗るまで出発を待ってくれたんです
私が住んでいるところでは絶対にあり得ないことです
先日もある駅でお年寄りが忘れ物をして電車を降りてしまい
降りてすぐに気がついて電車に戻ろうとしたら
扉びらが閉まってしまいました
そのお年寄りが「開けて~忘れ物しっちゃったの~!!」
と大きな声で言っていました
それも・・・駅員さんが目の前にいるんです
駅員さんは聞こえているにも関わらず聞こえないふり
その顔には「定刻ですから・・・
恐らく電車のドアを開けてあげたい気持ちはありながらもの
仕事・決まり優先だったとは思うのですが・・・
遠くながらにお年寄りの顔と駅員さんの顔が印象的でした
お互いが喜べる方法はなかったのか・・・
(公共性が高いところで二人の問題だけではないのは分かっているのですが)
そんなことを個人的に思わずにはいられませんでした
私のできるところから
「ゆっくりでイイですよ」
そんな言葉を少しでも多くかけていけたらと思いました
今日はこれから名古屋の高校での講演です
今日も本気で楽しんできます
寒いです!!
皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね
私も温かい格好をして行きます
毎日、感謝を込めて
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