我が子のまさか
命の授業の講演の中で
ケガをしたときの父、母の心情が
どのくらい辛く、苦しく、悲しいものであったか・・・
予期せぬ我が子への「まさか」
今、息子を授かり
父親にならせてもらって
ようやく分かるようになりました
私の場合、ケガをする前の生き方の意識を
変えることができていたら
おそらく防げた自爆事故だったので
どんなに謝っても父、母には
今でも申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです
誰もなりたくて、したくてなるものではないものの
子どもの命や健康を失うことに関わるストレスは
親として自分の心と身体が切り刻まれる
苦しみと痛みがあります
口では言えないそんなレベルではありません
自分の命に変えてでも・・・と思っても
変わってあけられない現実の中
今、親としてできる最善をつくしかありません
つくせるだけ幸せ・・・
それは事故で一瞬にして息子さんを亡くしたお母さんの言葉です
我が子の命が、我が子の健康が・・・
そう考えると今ここで元気にいてくれるだけで・・・
この仕事をするようになってから
教師の時とは比べものにならないくらい
お子さんの命と健康と向き合った、現に今も向き会い続けている
お母さん、お父さん、ご家族とご縁をいただいています
その度に人ごとには感じられません
先日も愛知の小学校で私の講演を主催してくださった
PTAの方の息子さんが
突然の網膜剥離で目が見えなくなり
お父さんがもの凄く落ち込んでいるので
元気づけてあげて欲しいと
そのお仲間の方から連絡をいただきました
とても子どもが大好きで、人情味にあふれ
一瞬でファンになった方でした
なんで、あの方に・・・あの方の息子さんに・・・
その時、阪神淡路大震災で一人息子さんを亡くされた
広島のお母さんの言葉が頭に浮かびました
家族にまさかが起こった親の気持ちは
なったものでないと分からない
すぐに飛んでいこうと連絡をとらせていただきましたが
バタバタの様子で昨日改めて連絡をさせていただいたら
無事、息子さんの手術は成功し回復に向かっていると
電話口で泣かれていました
安心しました
今日、愛知の高校で講演です
その足でお見舞いに伺えます
おそらく、言葉が出ません
でも、伺いたいんです
大切な、大好きな方だから
改めて今朝、息子の姿をまじまじと見ていた私がいました
明日で1学期も終わりです
元気でいてくれてありがとう・・・って
そして朝、父、母にも挨拶に行ったときも
いつもありがとう 元気でいてくださいって
家族が、大切な人が元気でいてくれる
それだけで幸せなんですよね
だからこそなんです
今ある命、大切に真剣に
自分のために、そして大切な人のために使いたいんです
今日も素敵な一日になります
感謝をこめて
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