夢があるから ~両クラッチのおじいさん~
一昨日の安房教育フォーラムではお花の先生ともうお一方
素敵なご夫妻にお会いできました
会場前で入場の準備をしていたときに来られ
一番前の席にお二人で座られ私の話を聞いてくださった
70過ぎのご夫婦
おじいさんは両方にクラッチという杖を使い歩いていて
姿を見たとたん私の退院時の状態と同じで
もしかして同じケガをした方かも?!と
クラッチを両方の腕につけての歩行は
転ばないようにこんなにも注意を払うのか・・・
というくらい神経を使いながらゆっくりの歩行になるんです
それでも自分の力で歩きたい気持ちは
痛いほどよく分かりました
おじいさんの横には常におばあさんの存在
当然、おじいさんが転ばないようにいてくださるのですが
正直、おじいさんが転びそうになっても
支える力はおばあさんにはおそらくありません
もし転んだらを考えたら
おばあさんだっておじいさんが車いすで移動してくれた方が・・・
それでもお二人で歩くのは
おじいさんのプライドと奥さんへの思いであり
それが分かるからこそ心配ながらも見守る奥さん
講演中も一生懸命にメモをとっていて
講演が終わると少しだけお話しができ
その中でおじいさんから出た言葉に
「先生みたいに若くないからどこまで良くなるか
分からないけど、まだやりたい夢があるから
今を頑張りもっと良くなります
先生が言うように夢は生きる力です」と
ご夫妻から改めて気づかされました
この現状でどう生きるかに正解はありませんし
それを選ぶのもご自身たちです
ただそこに夢を持てる、夢があるかどうかで
毎日の生き方は大きく変わるの確かなような気がします
カッコイイおじいさんでした
腹の据わった大きなおばあさんでした
私の方がたくさんの生きる力をもらいました
まだまだやれることたくさんあります
自分の命と身体
そしてその命と身体を守り、支えてくれる人への感謝を忘れず
これからも私の夢を志と共に追い、生き続けます
今日は午後から埼玉県鴻巣市保健センター様
主催の講演に伺います
命が喜んでいます
だからこそ私も出会えた方の命を少しでも喜ばせられるよう
楽しく本気で命の授業、お伝えします
素敵な一日になります
感謝をこめて
検索
最近の投稿
- スーツケース持ちます 〜下松工業高校〜 2024年12月21日
- 鹿児島市で、最幸なダブル講演 2024年12月20日
- インフルエンザで、教室で命の授業を 2024年12月18日
- 11年ぶりに伺えた学校 〜愛媛県立川之石高校〜 2024年12月17日
- まさかこんな所で、寺井先生と 2024年12月16日