現場主義
一昨日、昨日は仙台、石巻で素敵な仲間に会えました
仙台では3年半前からお付き合いをさせていただいている
震災当時、東北電力金石支社長であった方と
久しぶりに会え美味しく、楽しくも背筋が伸びる感覚で
お酒を飲みました
釜石に元気がないからと私のアンビリーバボ見て
行政にアプローチをして私を呼んでくださった方です
電力会社の支社長さんが自分の会社の研修とかではなく
町のために・・・とそれだけで感動でした
釜石といえば私世代ではラグビーの新日鐵釜石で有名で
松尾さんが活躍している頃で地名は知っていました
東北新幹線の新花巻から山をいくつも超え
車で1時間半くらいで釜石に到着したときは
「ここがあの釜石か~」それだけで感動でした
そして支店さんに初めてお会いした時も
物静かでありながら常に意識は住民の方に向いて
現場主義の信念を強く感じた方でした
それから4ヶ月後・・・震災です
TVからリアルタイムに流れる見たことがある石巻の町が
津波に飲み込まれる映像に「やめてくれ~」と叫びながら
何もできずにただ、支店長さんや会場に来てくださった方々のことを
頭で浮かべていた私がいました
数日後、支店長さんの携帯に電話をしたのですがつながらなく
2週間過ぎて無事の連絡が聞けて安心しました
震災から4ヶ月経って石巻に伺い支店長さんに会えました
町の変わり果てた光景に言葉が出なかったです
支店も津波でやられ仮設の建物で電気の復旧をされていました
当時の厳しい状況の話しはそこにいた人でないと
本当には分からないと思いながらも胸が痛くなるほどでした
その中で行政からは工場や焼却炉への
電気回復を優先にと命令がありながらも
被災された方の現状を目の当たりにして今自分のすることは・・・
と支店長さんは毎日葛藤だったと
しかし、そこでしたことが住民の方への電気回復の最優先でした
しかし、電気の回復が一段落ついたとき
命令違反と支店をさられたようです
それぞれの事情の中で
その時、精一杯今自分がすべき事を考え選択し行動した結果であり
その席で不平不満や愚痴が出たわけではありません
ただ、支店長さんの
「現場で起きていることを知らずしての言葉は淋しい」
頭に強く残っています
当然、そこにいたとしても見方、捉え方、考え方で
いくらでも言動は変わります
でもその時に損得ではなしに
心の素直で正直に自分が大切にしたと思う声に従いたい
自分でいたいと思います
私にとって支店長さんとの出会いは宝物です
やれば良かった、やっておけば良かった
それをしなかった、しないと決めたのも自分です
後悔する生き方はできるだけ少なくしたいものです
今生きている現場で共感できる、共有できるものを
一緒に出会った人たちと作り出したいものです
今日の現場は兵庫県加古川市社会福祉協議会様です
素敵な出会いと素敵な時間が待っています
それを皆さんと作り出します
今ある現場、本気で楽しみます
感謝をこめて
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