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折り合い ~小さな幸せ~

折り合い ~小さな幸せ~


一昨日、昨日と新聞の取材を受けていました
「心」という特集で2回に渡り記事になるようです

社会部の記者さんと話す中で
「状況は違って私のことはちっぽけですが
 腰塚さんの気持ちよく分かるんです」と彼女

命の授業の講演で話す内容以外に
あれだけ戻りたかった学校復帰
子どもたちや仲間とのかけがえのない幸せな時間であったのと同時に
過去の自分の生活とは比較の中で生きないと
覚悟を決めて第二の人生を歩き始めたはずなのに

できなものだらけで
落ちこぼれた、世の中でも仕事でも
敗北者になった気持ちで正直いっぱいでした

入院中より辛かったかもしれません


そんな話をしたあとでの記者さんの言葉でした
その記者さんとっても素直で真っすぐな方
仕事にプライドと夢を持ち当然頭もキレル

その彼女が結婚、出産そして育児休暇
子育てのため定時で帰宅しなければならない現状での仕事復帰

最初は「みんなお互い様だから、気にしないで」と
言ってくれていたもののだんだんと
「この仕事は事件が起きたら夜中でも飛んでいくんだ
 それができないやつはいらないんだ 
 そんな手のひらをかいされたような言葉や態度
 そして昇進も置いてきぼり・・・
 でも子どもが一番大事だったんですが
 本当に辛い時期でした
 だから状況は違っても腰塚さんの気持ちよく分かるんです」と

その話を聞いて私自身
世の中、女性が子育てをしながら
仕事で第一線で生きていく難しさを改めて知った時でした

その苦しさと悔しさが同居する心と生活の中で
彼女の「折り合い」の付け方は
今本当に大切にするものの優勢順位と
プライベートでも仕事でも必ず感じることのできる
「小さな幸せ」を毎日感じること
だからといって自分の人生や仕事での夢を捨てた訳ではなく
夢の実現にどんな小さなこと一歩でも良いから動き続ける

私も一緒でした
そして今がある気がします

彼女はとっても優しいです
人間くさいんです
「そうそう、同じ同じ」「メチャ、頭にくる」を
 時には涙を浮かべ連発していました

お母さんとして、キャリアウーマンとして、一人の人間として
この方に取材してもらって本当によかったです
人の心の痛みや叫びが受け取れる人なんです
また同士に会えた気がします

今いる自分のステージで
精一杯の生き方をすることを約束してお別れしました

人は誰しも「折り合い」の中で生きている気がします
しかし、その折り合いがいつしかあきらめに変わったり
「本当は・・・と人のセイになったり

仕方なくでも「今は」と優先順位を自分で決めた
でも納得していないんだら努力をやめない

その記者さんも言っていました
「そんな時でも、あたしを見守り助けてくれた人が何人かいた」と

そうなんです
そんな時でもそばにいてくれる人は必ずいるんです

私も毎日何かに葛藤して生きています
でも自分で決めた、自分できめるという責任感と
今ある小さな幸せの数々と感謝が
私に今日を生きる勇気と希望と折り合いを
つけてくれている気がします

今日も素敵な一日になります
佐渡での講演後、徳島に入ります

生かされている喜び大切にしたいです
感謝を込めて


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