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子どもたちへの大人の仕事は


子どもたちへの大人の仕事は




先日の尊敬する先輩から

10年間の講演の中で心の残るエピソードを3つ

原稿にして欲しいと依頼を受けました




「ハイ」か「YES」しかない方なので

有り難くお引き受けしました




翌日、原稿を送ると

すぐ先輩から電話があり

3つの中で特に青森の小学生の話に感動したと




内容は青森弘前市教育委員会様の主催の講演に

当時、小学5年生の男の子とお母さんが来てくれて

少年が講演中、お母さんに




「腰塚さんの命の授業、僕の学校でもして欲しい

 どうしたら来てもらえるの・・・」って




お母さん

「講演が終わったら直接、腰塚さんに頼んでみたら」って




すると少年、講演後、私のところに来て

「僕の学校にはいじめがあります

 みんなに命の授業を聞いてほしいです

 来てもらえませんか!」

って顔を真っ赤にして真剣に伝えてくれました




ビックリしたのはお母さん

まさか本当に行くとは・・・




彼の思いを聞いた私は

「行きたい気持ちはあるけど・・・」

なんて大人のはぐらかしはできず




近くに弘前市教育委員会の教育長さんがいらしたので

「あの先生に思いを伝えれば実現に近づくかもね

 一緒に行こうか!」

そして彼は教育長さんにも本気で伝えていました




「よく言えたね~

 今できるベストは出せたね!

 あとは先生方に任せようね」




「ハイ!」




彼のあの時の顔は今でも忘れられませんし

それから半年後、本当に彼の小学校に伺えたんです




先輩は電話で

「大人の仕事は子どもが苦しい時、悩んでいる時

 どうすれば乗り越えられるか、その術を

 自分の言動で教えること

 一緒に教育長さんの所へ行ったことで

 道が開けたんですね」と




子どもたちが苦しい時、悩んでいる時

乗り越える術を

自らの言動で教えることが大人の仕事




その言葉を聞いた瞬間、今の自分はどうだろう・・・

口だけになっていないか・・・

って背筋が伸びましたし




山本五十六長官の

やってみせ 言って聞かせてさせてみせ

誉めてやらねば人は動かじ

を思い出しました




このコロナ禍も子どもへの大人の仕事が

問われている気がします




先輩と後輩、上司と部下でも同じですね

連絡がありがたかったです




今日もしっかり命を使います

感謝を込めて












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