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感謝の一日  ~しゃばの飯は・・・~

感謝の一日  ~しゃばの飯は・・・~



「命の授業」の腰塚勇人です

昨日の親父の誕生日

たくさんの方からお祝いのメッセージを頂き
感謝に包まれた一日でした

その中での初体験
それは車いすの親父を乗せたまま移動できる車の運転

車への乗り降りが現状では自分一人で厳しい中
介助する立場としても、親父の負担を考えても
本当に助かりました


私自身がケガをし、車いすの生活をし外出をしたとき
自分で動けない不自由さと障がい者に優しくない環境に

世の中は健常者のためにできている・・・と感じたときでした

どこか妬みや苛立ち、悔しさといった気持ちをありながら
やっぱり障がいのある身体になってはじめて
現実の世の中の環境に目が向き気づいたことでした

それから10年近くが経ち、
色々な思いをお持ちの方がいらっしゃると思いますが
私的には少しずつ障がいのある方に
優しい世の中になってきていると感じます


そして昨日の昼食を高速道路のSAでとったのですが
親父は大好きなうどんを注文

そのうどん一人前を黙々とすすって食べていました

母親からは
「そんなに口に入れたらのどに詰まらすよ!」と言われながらも

帽子をかぶり下を向き黙々とうどんを食べる親父の顔には
涙が流れていました

そして一言
「しゃばの飯はうまいな~・・・」


久しぶりに聴いた「しゃば」という言葉

今の親父の病院はリハビリ専門の病院でレストランがありません

私も入院して最初の夢は
病院のレストランでカツカレーを食べる事でした
そのレストランのことを病室内では「半しゃば」と呼んでいました

そして一緒の病室の方が
外出したり、退院していくのが羨ましくってたまらなかったことを
思い出しました


自分の家に住み
自分の食べたいものを食べ
自分で行きたいところへ行ける

選択できる自由の多さに改めて気づき、感謝を持てたときであると同時に
今の生活を丁寧に凄そうと思いました


感謝に気づくと丁寧に優しく生きていけますね


昨日の親父の誕生日はたくさんの素敵なできごとがありました
明日も紹介させてください

幸せいっぱいの一日でした

感謝をこめて


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