「命の授業」の腰塚勇人です
この時期になると年に一度の楽しみがあります
それは庭にいくつか大きな木がありキンモクセイが咲き終わると
その剪定をお願いします
その庭師は私がケガをしたときの３年１組だった教え子
今年は予定が合わずにちょっと遅めでした
やんちゃで、頭は・・・
でも優しくってある意味責任感が強くって人情味にあふれていて
大切な生徒の一人でした
その彼が進路の時期になり
「先生、俺職人になりたい」と言ってきました
「手に職をつけ自分の力で稼ぎたい」
彼なりの自分の人生に対するヴィジョンを語ってくれました
正直、応援したい気持ちと師弟関係の世界
この子に続くかな～・・・と思いながらも
自分で造園業の仕事を見つけてきました
彼は本気でした
彼と約束をしました
３年間はどんなことがあっても辞めない
そこにどんな意味を持たせたかったは分かりません
正直、彼が万が一辞めても相談にはのるつもりでいました
でもどこかでこいつは約束は守り一人前になる
そんな気がしていたのも事実です
私にできることそれは
それから毎年この時期に彼に庭に木の剪定をお願いすること
もう８回目になりました
技術のことはよく分からないのですが
聞けば何でも答えてくれるようになり
私のオーダーには手際よく木にはさみを入れてくれます
それだけではなく年々、話す言葉が人として一途前になっています
そして少しずつ角が取れていたような気がします
１６歳からある意味、社会や大人にもまれたことにより
自分の人生自分の足でしっかり歩いている
格好よく、たくましい大人に見えました
私が教師を辞めたことに対しても
「先生なら大丈夫だよ！」と言ってくれました
涙が出そうになりました
通じ合うものがあるから今の関係があるんですね
これからも彼と一緒にいたいから
私も自分の道をしっかりと歩みます
忘年会する約束をしました
幸せです
昨日は広島のノートルダム清心女子中・高校で午前中
午後は岡山で講演でした
ノートルダム清心様ではてっきり女子中高生への話だとだと思っていましたが
会場に行ってびっくり・・・
２０年前・３０年前の女子中高生皆さんばっかり・・・（笑）い
保護者の方２５０名が対象でした
でもそこは親としての気持ちを込めて話をさせて頂きました
皆さんの真剣なまなざしには感動しました
今度は是非、女子中高生に・・・（オヤジが入っていますね）
私の周りには今を真剣に生きている人や教え子がいっぱいいます
先生も頑張るよ
今日はこれから徳島県阿波での講演です
感謝を込めて
