昨日は友人に誘われて
ヨットでの世界一周のレースにチャレンジをし
第２位になった海洋冒険家
白石康次郎さんの話を聞かせて頂きました
ヨットマンのきっかけは
「本当か？」からだったそうです
神奈川に住み、海岸から太平洋を見ていると
広いなぁ～大きいなぁ～の他に
海の見えない先には一体何があるのだろう？と
知識としてはハワイがありアメリカがあり
でもそこからが白石さんならでは
「本当か？」
自分の目で確かめたくなったと
好奇心旺盛は子どもでそこから水産高校へ進学し
船乗りになったそうです
白石さんは１９６７年生まれ
私の２つ下
講演の中でご自分の幼少期を「昔は」という表現をしていて
経済的にも決して裕福でなかったこともそうで
昔は「お腹が空いた～」と言ってもこだまが響くだけでしたと
何かしたいことがあっても誰もしてくれない時代でしたと
自分で何とかするしかなかったんです
今思えばそれが良かったと白石さん
同じ年代に生き
私の家も経済的に裕福ではなかったため
何かしたいことがあったり、特別欲しいものがあったら
自分でなんとかしなければならなかったので
白石さんの言葉にはスケールさえ違いますが
とっても共感できました
あまり頭が良くなかったのと
借金が好きでなかったので
体育教師を目指して大学へ行くのも
奨学金は受けず？受けられず？
時給の安い肉体労働のバイトを何個も掛け持った記憶があります
でも今となってはあのときの
自分で何とかする 何とかなるの経験と自信は
宝物になっている気がします
それと白石さんの
「人間は自然からもっと学ぶべき」の言葉が印象的でした
自然は人間が作り出したものでなく
自然の力の前では人間は無力ではないにしても
自然はたとえ子どもだろうが、お年寄りだろうが
人間に譲歩はしてくれない
人間が合わせ、工夫し、たくましくなるしかないと
そのエネルギーとその変化に敏感になるからこそ
人間の感性もとぎすまされ強くなると
自然は一番の師であると
ヨットはもの凄くお金がかかるそうです
レースで世界一周用のヨットのメインのセイル一枚
８００万円だとか・・・軽く１０億円近くはいくと
何度も言っていらっしゃいました
「お金は全くなかったです」と
白石さんのスポンサーを動かす情熱と行動力
そして言ったことは必ずやり遂げるたくましさが
人を動かしたのだと思います
その裏には師と仰ぐ方の存在があったことも教えてくれました
自然を相手に命がけで
夢の片棒を沢山の方に担がせ
人生を本気で楽しんでいる方でした
またお会いしたい魅力的な方です
感謝をこめて
