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こんなことをいう教え子

こんなこと言う教え子


「命の授業」の腰塚勇人です

先日の夜、教え子から電話がありました
先生、今飲んでるんだけど来る?

幸縁会の準備があったので行きたかったのですがやめました
でも少しの間、話をすることができその中で一番気になっていた
彼の様子を聞きました

その彼とは最初、お兄ちゃんの担任で家庭訪問の時に出会いました
彼はサッカーボールを蹴り家の前で遊んでいました

ぱっと見、小学生にしては結構うまい!!

お兄ちゃんの話を聞く中で、彼の話も少し
彼はあるサッカーのクラブチームに入っていることが分かりました

中学に入学
一緒の学年で一緒のクラスに
これも縁としかいいようがありません

学校の部活には入らずほとんど毎日クラブチームの練習へ
当たり前ですがチャラけることも、授業中寝ることもなく
大好きなサッカーに打ち込んでいる少年でした

当然、彼の夢はJリーガー

ケガをした時の3年生のクラスで、私を本当に助けてくれた子です
高校もサッカー中心の生活ができる環境を選び
クラブチームのキャプテンとしてチームをまとめるまでに成長してくれました

大学に進学
ケガに悩まされる日々の中で、プロへの挑戦はするものの
現実はそんなに甘くなかったようです

プロになれた人から見れば、何かが足りなかった・・・
ということになるのだと思いますが、彼なりに納得のいくまで夢を追い
チャレンジしたようで卒業と同時にサッカーとは別の道を歩み始めました

仕事の配属先が福岡だそうで、大学4年間寮生活とはいえ
神奈川に住む彼にとっては「最初は福岡?!」だったそうです

そして仕事は営業
体力とキャラからいってできない仕事ではないだろうと思いながらも
やりたいことなのか???という疑問も

そんな中で彼からの電話
今、こっちへ研修で戻ってきているんで・・・


「仕事どうだ?」

「大好きで、自分が得意だったサッカーでもっと高度なことを要求され、
        できなければ落とされるきつさから比べれば今はまだ楽です」
「分からないことだらけですが、教えてくれる人がたくさんいるんで」
「優しい人に囲まれて、毎日が楽しいです」

全く未体験な環境でも今自分のおかれている立場や状況を把握して
対応しようとする彼の言葉には感謝と「成長する」という気持ちが
溢れていました

サッカーでの経験は彼の人生に
しっかりとした軸を作ってくれている気がしました

最後に彼は言いました
「今僕ができることを一生懸命にするだけです」

私自身、ハッとした瞬間でした

「今私にできることに集中する」
=今、自分の人生で自分ができることに全力を尽くす
私自身、一番欲しかった言葉かもしれません

ありがとう電話をくれて
何かが繋がりました
何かが吹っ切れました

必要な時に必要な人と繋がり必要なことが起きる
しみじみ感じたときでした

ありがとう
今度は必ず飲みに行くからね


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