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80歳おめでとう

80歳おめでとう


昨日は父の80歳の誕生日
私は父が30歳の時の子供

私が10歳の時、父は40歳
私が20歳の時、父は50歳

一生懸命に仕事はしてくれていたものの
巨人の星、飛馬の父、一徹をそのまま素で
生きていた父親
小学生までは本当に怖くて自分から話しができなく
何かある時は全て母親経由でした

中学生になると理不尽、矛盾を感じてしまう事に
度々苛立ちを覚え
身体の大きさが父親と対等になった高校生時代は
何度となく取っ組み合いのケンカをし
いつも母親が止めにその間に入って
最後は「やるなら外でやって~!!」
と逆に怒鳴られ収束するパターンでした

体育教師の夢をもっての大学時代は
「大人」になる準備という意識から
自分のことは自分で決め、自分でする自覚は
それなりに身についていて
今思えば厳しかった父親からいつの間にか
教えてもらっていた自立だったのかもしれません

この頃になると父は母に私の様子を聞いていたようですが
私のやることに直接は何も言われなくなり
この歳になるまで見守り続けてくれています

父親から教育を受け、それに反発をし
自分なりの自立をし離れ、自分の家庭を持ち
今度は自分がされた子育てを思い出し
時には半反面教師となりながら
一番の後ろ姿での教えである
仕事のプロとなり家族を守る

そして今、一度離れた父母との同居
それもあの怖かった父の介護という形で
今度は子育てや男としての生き様ではなく
わたし自身がこれからいずれたどる道を教えてくれている
私には想像のつかなかった80歳の父

昨日のお祝いの席で母から
「脳梗塞になってから今が一番調子が良い」と聞かされ
顔の肌つやもしゃべりも食欲も杖の歩行も
確かに良く元気でした

本当ならもっと元気な80歳の父がいたのかも知れません
逆にもうこの世にはいなかったかも知れません
そんなことを考えながら今、こうして父母がいてくれて
家族みんなで一緒にお祝いができる

ただただそれだけで幸せを感じていましたし
生きていてくれ、身体が動いてくれる時にしかできない
親孝行をもっと・・・とも考えた時間でした

80歳の誕生日、おめでとう
まだまだ親子3代で楽しみましょう
元気でいてください

私も後ろ姿で伝えられる父親を目指します
私も元気でいなくちゃ!!
今日も素敵な一日になります
感謝をこめて






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