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心配と不安の違い


心配と不安の違い




新型コロナが流行して私がよく聞く言葉は

「心配」と「不安」




自分がコロナにかからないか、かかっていないか心配

仕事が続けていけるか心配

みんな疲れ切っていて心配

子どもたちが距離もとらず話をしていて心配




いつまでこの状態がつづくのか不安

この先、やっていけるか不安

外出するのが不安

何をしていいのかわからなくて不安




相談を受けることも多いのですが

ふと思ったんです

心配と不安ってどう違うんだ?!




皆さんはお分かりになりますか




今の時代は便利です

サクッて調べられます




「心配」も「不安」も2つの言葉はどちらも

物事の経過が気になり心が落ち着かないことを表していて

長期化すればするほど辛いです・・・

 
「心配」には心を悩ます対象が

比較的はっきりしているという特徴があり

一方、「不安」には心を悩ます対象が

比較的漠然としているという特徴があるそうです




心配には心を悩ます対象が

周りの人や先のことを気にかけている場合や

また、現在進行中のできごとに対して

気にかけている場合が多く 



「心配」は「心」と「配る」の組み合わせの言葉で

「心」には「思い」「精神」「気持ち」などの意味

「配る」には「さまざまな場所へいきわたらせる」

という意味があり、そのため、「心配」とは

自分から外に向けられた感情




いっぽう「不安」には心を悩ます対象が

比較的漠然としているという特徴があり

何か悪いことが起こるのではないかと

気になっているのが「不安」という感情です




そして、不安は心配より根本的な感情です




「不安」になっている時に

具体的な気にかかることが起こると

「心配」という感情が沸き上がってきます。




例えば、このコロナ禍で漠然と不安がある時に

仕事がなくなった・・・ということが起こると

心配になります(まさしく私・・・)




そして、不安になる原因は自分の心の中にあることが多く

「不安」という言葉は「不」と「安」の組み合わせで

「不」は打消しの意味で、後ろに続く言葉を否定する表現

また、「安」は「安らかで穏やかな気持ちになる」という意味で




「不安」は「何かしらで安心できない気持ち」




 ちなみに「不安」には動詞の形として使うことができない
という特徴があります




「将来に不安を感じる」といいますが「将来を不安する」

とは言いません




新型コロナという不安

そこから起きる様々な心配ごと

その心配ごとの解決策がないから益々不安に

それをあおる人もいっぱい

そして心配ごと、不安から命を絶ってしまう人まで・・・




そんな悲しい出来事を知るたびに思うことは

誰かに相談できたら・・・

でもその人たちなりに相談できない理由があることも

私は分かります




でもだれかに相談してほしい・・・そう願うばかりです




と同時に人が生きていく中で「心配」と「不安」は

不可欠な感情だとも思っています

辛いし、苦しいこともいっぱいです

しかし、これらの感情とはうまく付き合っていけることが

しなやかな生き方、自分の人生につながると思っています




心配ことがあっても、不安があっても

生きていれば、命があればなんとかなります

決して独りじゃないから




私も今日もたくさんの人に助けてもらって

助けてを言って、話を聞いてもらって

生きていきます

そして私もできることでお返しをしていきます




人生、お互い様、お蔭様です




今日も命を喜ばせます

感謝を込めて












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