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春はそこまで

春はそこまで


昨日は神奈川県松田町にある中学校で命の授業をさせていただきました
キッカケはPTA会長さんご夫妻が昨年6月
小田原青年会議所様主催で東国原さん、義家さんとのジョイント
「みんなの学校」を聞きに来てくださり
ご自分が会長を務める学校の子どもたちに聞かせたいと
声をかけていただきました

子どもたちのためにおかしいと思うことは
先生にも、親にも言うことは言う
というスタンスとニュートラルさそして行動力を持たれた方でした

東名高速道路からこれからの時期
山一面がピンク色に染まる桜の名所を見ることができ
その場所がこの松田町で
いつかは、一度は行ってみたいと思っていました

昨日、講演前になんとその場所を会長さんが案内してくださったんです
ここだ~っ! ここかっ~!
みんな春が待ち遠しいかったんなぁ~と
来ている方の桜を見る穏やかな、嬉しそうな顔に感じました

5分咲きではありながら
淡いピンクの川津桜と菜の花の黄色と緑そして青空
まさしく春の色でした

穏やかな気持ちの中での1時間半の講演が終わると
「先生!」って声をかけられ一人の女性が隣に
「先生のクラスだった○○です
 覚えてないですよね?」って

先生方ならお分かりになると思いますが
この状況が人生の中で何度となく肝を冷やし
頭の中フル回転する瞬間なんです
「覚えてないですよね?」なんて先に言われちゃったらもう大変です

全員ではないにしてもいくつになっても先生と生徒の関係があり
生徒の立場にしてみれば学校生活で限られた担任の先生
しかし悲しいかな長く教師をしていると
忘れているわけでないにせよ数字的には
何千人のクラスの子のうちの一人となり
声をかけてくれた喜び以上に思い出せないと
申し訳なさから本当に焦ります

しかし、名前を呼ばれてすぐに「ピン!」
「あの時のクラスの子だ!!」中学生時代の特徴まで言えました!!
失礼と知りつつも
「いくつになった?」「36歳です」「そうか~」
「卒業から21年か~」
私の講演のことを地域紙で知り会いに来てくれました

「あの時の先生の授業をまた受けたようで来て良かったです」って
素敵な女性になっていました
こういうのが教師冥利に尽きるっていうんですよね
心の中はポッカポッカになり一足早い春満開状態でした

お互いにまた今ある自分の環境で頑張れます
そしてまた必ず会えます
会いに来てくれてありがとう

人との関係にも守破離同様、春夏秋冬がある気がします
春は出会い、そして再会は春から夏
毎日が春状態に近い私
幸せでないはずがありません
私も出会った人に春を渡せるような人でありたいと
心から思います

今日はこれから茨城県つくば市の看護学校の
卒業記念講演に伺います
出会った学生さん、先生方と春をたくさん共有したいです
今日も素敵な一日になります
感謝をこめて








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