「命の授業」の腰塚勇人です
先日、三重県松坂でお話しをさせて頂いた後
主催者の方に
「三重にある姫路城見に行きませんか?」と誘われました
姫路城は兵庫でしょ?と思いながら
ニヤニヤしている主催者の方にそれ以上は訊かず
「是非?!」と連れて行って頂きました
松坂から伊勢に入り山間の住宅地というか
畑の中を通り過ぎると、いかにも個人で誰かが作った
「城」と書かれた小さな看板が現れました
本当にあるの?
もしかして家をお城みたいに?
なんだか不思議な胸の高鳴りを覚え
「もうすぐ着きますよ」の声に近くにあるのは普通のお家ばかりで
大きなお城のようなものは見あたらず、ちょっとがっかり
「はい、着きました」の声で車が何台か入れる駐車場に
車が入ろうとした瞬間
!!!の???でした
なんだこれは?!
普通のお家の玄関の壁には「国宝姫路城」の看板
そしてそのお家の庭には建築された当時姫路城が
1/23のスケールで再現されていました
そのリアル感より先に私は現存する姫路城が
当時はこんなに広く大きかったんだ・・・
そちらにビックリでした
瓦や石垣、人や馬まで焼き物でリアルに作られ
千姫までいました
会社員だったご主人が2000年から作り始め
色々と資料を集め庭に工場を設け
19年間、奥様と二人で作り続け、こだわり続け
完成させた姫路城でした
実はアンビリーバボでも紹介されたそうです
奥さんが色々と説明をしてくださり
物置の上に上がってお城をみるとそのスケールの壮大さが分かり
一番外側にあるお堀の門から天守閣をのぞくと
その奥行きというか、その中にいる人の目線で
お城の立体的大きさが感じ取ることができました
忠実に再現しようとするご夫婦のこだわりを感じました
入館料をとることもなく
作ったご主人は愛想を振りまくこともなく
隣の畑で黙々と仕事をされていました
思い続ける・こだわり続ける・やり続ける
まさしく職人でした
お城にも、ご主人にも魂を感じたときでした
伊勢といえば伊勢神宮
もイイですが姫路城もオススメです
くれぐれも個人のお宅なのでご配慮を
人が持っている力って凄いです
一夜にして城はならずです
生きることを学ばせて頂きました
感謝をこめて
